猫は日当たりの悪い部屋でも大丈夫?日向ぼっこが必要な理由と物件選びのポイント

窓辺で外を見る2匹の猫

やっと条件がぴったりの中古マンションを見つけたのに、日当たりがイマイチ。人間はまぶしくなくてよいけど、猫の日向ぼっこができるか不安。

北向きの部屋で太陽が当たらないと、猫がストレスで病気にならないか心配。

晴れた日の窓辺で日向ぼっこをする猫はとっても幸せそうなもの。
せっかく良い部屋に出会えても陽射しが少ないと「猫が不満に思うのでは?」と心配になってしまいます。

一般的には「日当たりが悪い部屋でも猫の健康上は問題ない」と言われていますが、本当なのでしょうか? 本当に、北向きや西向きの部屋でも猫はストレスなく暮らせるのでしょうか? 

猫に日向ぼっこが必要な理由を踏まえて考えていきましょう!

猫は日当たりが悪い部屋でも大丈夫?日向ぼっこは何時間必要?

まず、猫は1日にどのくらい日向ぼっこが必要なのでしょうか? なんと、健康上の数値では1日に15~30分程度の日光浴をすれば問題はないそうです。※1

1日中ひなたぼっこしているイメージだったので、15分~30分でよいとはびっくりです。

本当に1日15分や30分で満足できるのか? うちの猫社員二人に日向ぼっこについてインタビューしてみました。

猫社員タエコ
猫社員タエコ

ひなたぼっこが15分とかありえないにゃ! 毎日朝5時から夕方19時まで1日14時間太陽を浴びるのが理想にゃ! 雨の日や冬至の日はゆるせないにゃ!

猫社員アズミ
猫社員アズミ

ぼくは昼間でも暗い穴にこもってるほうが安心するにゃ~。真夏の夕方にサウナ級の西日を浴びると整うにゃ。

なるほど、、、猫によって日光浴の好みが正反対のようですね。

日向ぼっこの好みは猫それぞれ違いますが、部屋の日当たりがイマイチで浴びたくても浴びれないとなるとストレスになるのではと心配です。

実際、なぜ猫はひなたぼっこをしているのでしょうか? 猫は日照不足になるとどうなってしまうのでしょうか?

猫に日向ぼっこが必要な3つの理由と日光不足による健康リスク

ブラインドを開けようとする猫社員タエコ

猫が日向ぼっこをする理由は、ぬくぬくしたかわいい姿を人間に見せつけるためだけではありません。健康維持のうえで重要な理由を、以下の3点にまとめました。

猫が日向ぼっこする理由 1.体内時計をリセット

猫も人間と同じように、太陽の光(特に朝日)を浴びることによって生活リズムを24時間に保ち、体内時計をリセットしています。
猫が時計を見ていないはずなのに、毎日同じ時間に起こしに来たり、ごはんをねだったりしてきてかわいいのは、体内時計のおかげです。

太陽光不足になると?
体内時計が整わなくなり、睡眠や健康に悪影響を及ぼすリスクがあります。
北向き西向き物件でも大丈夫?
西向きや北向きの窓でもカーテンやブラインドを開けることで、猫も人間も脳内アラームを発動させることが可能です。
 

猫が日向ぼっこする理由 2.ビタミンDの摂取?

猫にとってビタミンDは、カルシウムやリンの吸収をたすけ、丈夫な骨や歯をつくるために重要な栄養素です。

ただ、人間は日光からビタミンDを生成することができますが、猫はビタミンDをほとんど自力合成できないと言われています。
日光浴中に毛づくろいをして皮膚から摂取しているという説もありますが、ごく少量でしかありません。

ビタミンD不足になると?
くる病や骨軟化症になるリスクがあります。骨や関節や筋肉が弱って元気がなくなってしまいます。
北向き西向き物件でも大丈夫?
ビタミンDは総合栄養食のキャットフードに含まれていますから、食事から十分な量を補給することが可能です。そのため日当たりが悪くてもビタミンDに関しては影響ありません。
 

猫が日向ぼっこする理由 3.ぽかぽかリラックス効果

猫が日光浴をしてぽかぽかになると、体温が上がり血流がよくなります。血行がよくなると、栄養がすみずみまでいきわたり、毛並みのよいフワフワつやつや猫になることが期待できます。

また、太陽の紫外線はダニやカビや細菌の繁殖を防ぎ、被毛や皮膚を清潔に保ちやすくします。

太陽を浴びてぽかぽかになった猫は、体調面だけでなく精神面でもリラックスしているようにみえます。実際に日光を浴びるとセロトニン(幸せホルモン)が増えて、ストレスがやわらぐと言われています。

ポカポカ不足になると?
血流が悪くなり、病気への抵抗力が低下するリスクがあります。
また人間が「冬期うつ」になるように猫も日光不足でストレスが溜まってしまうおそれがあります。
北向き西向き物件でも大丈夫?
直射日光はなくても、あたたかく明るい部屋を用意してあげられれば健康上は十分です。むしろ浴びすぎは紫外線による皮膚炎や皮膚がん、熱中症の危険もありますので、夏場の日光には要注意です。

ただ、猫の健康上の問題ないとしても、明るい窓辺は猫にとって安心できる場所です。

一番大切なことは、猫ちゃんの立場になって、ご購入前やご入居前にお部屋をよく確認すること。猫が日向ぼっこできて快適に暮らせる物件なのか? 内見時にしっかりチェックしておくことが大切です。チェックポイント5点をみていきましょう!

猫は北向き西向きの家でも大丈夫?物件内見チェックポイント5点

猫本人は内見に同行できませんので「猫にきいてからお部屋を決めたい」というのは残念ながら厳しい現状です。

また、物件の内見は、これから長年住むかもしれないお部屋を、短時間で見極めなければなりません。見逃しがないように、猫が快適に日向ぼっこできる物件かどうかを見極めるチェックポイント5点をしっかりおさえておきましょう!

☑ポイント1:窓は北向きでもOK!窓からの眺望はあるか?

窓が北向きや西向きでがっかりする前に、窓から外をのぞいてみてください。周りに高い建物がなく眺めがよければ北側の窓からでも日光が入る可能性が高いです。

また、空が開けていれば、「天空光」と呼ばれる柔らかな自然光が入り、日中でも十分に明るい可能性があります。

私は以前、北北東の物件に住んでいましたが、朝は太陽が差し込んでポカポカしており、その窓辺でいつも猫がひなたぼっこしていました。

↓北北東の部屋でひなたぼっこする猫社員タエコ(冬の朝7時頃)

北向きの部屋で日向ぼっこする猫社員タエコ

※ほぼ「北向き物件」でしたが、若干東に傾いていました。そのように完全に真北ではない物件も多いです。

寒くなる冬場は日の角度が下がるので、夏場よりさらに長時間採光があり、最適なお昼寝スペースになっていました。

☑ポイント2:窓は西向きでもOK!逆に眺望がないほうがよいことも!?

西側の窓しかなくてもあきらめる必要なありません。西向きの場合は太陽光を浴びることはできますが、心配なのは暑すぎることです。西日は想像以上に気温と室温を急上昇させますので、むしろ道路向いなどの少し離れたところに日光を遮る建物があったほうがベストな場合もあります。

しかし「西日は暑すぎてよくない」という意見もある反面、西日好きな猫もいます。実際うちの猫は「真夏の西日サウナととのうにゃ~」といつも浴びています。

↓西日サウナを浴びる猫社員アズミ(真夏の17時頃)

西日サウナで日光浴する猫社員アズミ

↑※精神最弱で体中の毛をむしって自傷行為してしまうのでエリザベスしています。多方面にツッコミどころ満載かと思いますがお手柔らかに……。

西側でも近くに水を置いたり、カーテンやブラインドなどで採光を調節すれば、より安全な日向ぼっこが可能です。

☑ポイント3:窓が1つでもOK!風通しのよい部屋かどうか?

猫が気持ちよくお昼寝するためには、太陽光だけでなく風通しも大切です。窓が1つしかなくても、ドアや換気扇や通気口があれば、風通しのよい部屋にできる可能性があります。

建築基準法で窓の設置や通気口の位置などは定められていますが、やはりジメジメとしてカビっぽい部屋は存在します。汚れた空気や湿気の多い部屋では、猫の毛並みもじっとりしてしまいます。

内見のときに天気がよければ、ぜひ窓やドアを開けて、風通しをチェックしてみてください。

そして猫の日向ぼっこ中に、そのドアは開けっ放しにできそうですか? 窓があっても隣家の視線が気になって開けられないということはありませんか?せっかくドアや窓があっても、猫のお昼寝中に開けっ放しにできないと風は通りません。

実際の暮らしを想像しながら、内見チェックしていくことがおすすめです。

☑ポイント4:直射日光がなくてもOK!窓ガラスはツルツルか?

実は猫が重視するのは、日当たりだけでなく「外の景色を楽しめるか?」です。青空を飛ぶ鳥や、街を歩く野良猫や人類を眺めるのは、家猫にとっての最高の楽しみです。

また、直射日光は夏場などは紫外線が強すぎる場合は、UVカットシート等を張る必要がでてくる可能性もあります。

そこで重要なのが窓ガラスの種類です。マンションの場合は、窓ガラスは規約で自由に変更できないことが多いです。現在の窓ガラスは、表面はツルツルしていて、外が見えるタイプですか? 

表面がザラザラした「すりガラス」や「くもりガラス」ですと、外の景色はほとんど見えません。また、紫外線防止のUVカットシートや断熱シートを貼ることも非常に難しくなります。

ガラスの中に金属のワイヤーが入った「網入りガラス」の場合は、UVカットシート等は貼れるものが多いですが、表面がデコボコしていると厳しい場合があります。

また、窓ガラスに吸盤でつけるタイプの「猫用ハンモック」を利用したい場合もデコボコのガラスでは利用できませんので要注意です。

☑ポイント5:日当たりが悪くてもOK!窓辺に猫スペースが作れるか?

日当たりがイマイチでも、部屋の中でいちばん明るいのはやはり窓辺です。
窓の近くにキャットタワーや猫ベットを置いて、猫のくつろぎスペースを作れるかどうかをよくイメージしてみてください。

部屋が狭くてキャットタワーが置けなくても、窓用ハンモックを設置したり、DIYで出窓風にしたりする方法もあります。

また、人間用のベッドやソファを窓辺において、昼間のひなたぼっこのために猫に全面提供できるようでしたら、そういった配置でもよいでしょう。

いろいろチェックポイントを上げてきましたが、実は一番大切なのは物理的な条件より、猫と人間が快適に過ごせそうかどうか?です。

弊社では、猫が快適に過ごすためのリフォームのご相談も受け付けしておりますので、お気軽にご相談ください。

猫NEKO不動産では、理想の猫物件探しのお手伝いをしております。HPにない物件も多数ご用意しておりますので、ぜひ一度あそびに来てみてください!>>猫NEKO不動産お問合せリンク

不動産FAQ:物件の日当たりについてよくあるご質問

物件内見時や契約前などによくあるご質問です。効率のよい物件選びにお役立てください。

物件の日当たりを調べる方法は?

内見が可能でしたら、午前中と夕方、晴れの日と雨の日、など状況を変えて2回ほど内見できるのが理想です。内見が厳しい場合は、不動産会社の担当に聞いていただければ、朝夕の物件の様子を調査してお伝えできることがあります。

また、日影図を確認する方法もあります。「日影図(にちえげず)希望」とお伝えいただければ、取得できる場合があります。
物件によっては日影図がない場合もありますが、入手できれば冬至の日など、1年で一番日が当たらない日の影の様子がわかります。

物件の近くに高い建物ができてしまったりしない?

周囲に高い建物が1つもなければ、法律で高さが制限されている可能性があります。

不動産会社に聞いていただければ、用途地域や高度地区を調査することで、高層マンションやビルの建築が法律上可能かどうかを調べることができます。

また近隣にヒアリングすることで建築予定があるかどうかがわかる場合もありますので、気になる方はご契約前に一度ご相談ください。

猫は日当たりの悪い部屋でも大丈夫?日向ぼっこが必要な理由と物件探しのコツまとめ

一般的には、猫のひなたぼっこは1日15~30分ほどで健康上の問題はないとされています。

とはいえ、猫ひとりひとりが好むひなたぼっこをさせてあげたいのが親心。浴びすぎ注意ですが、ほどよく太陽にあたってホカホカつやつや健康猫でいて欲しいものです。

日当たりが悪いと言われている北向きや西向きの部屋でも、条件次第では、猫が快適に過ごせる環境を作れる可能性を秘めています。内見時にしっかりチェックすることがオススメです!

猫NEKO不動産では、理想の猫物件探しのお手伝いをしております。HPにない物件も多数ご用意しておりますので、ぜひ一度あそびに来てみてください!>>猫NEKO不動産お問合せリンク

この記事を書いた人
猫NEKO不動産 担当:カネコ(可猫)

宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格保有。猫養育歴31年(計5匹、更新中)、引越し歴16回以上。
自らの猫物件探しの経験を生かして、猫と人間が快適に暮らせる物件探しのお手伝いをこころざす。
2026年7月に猫可物件専門の「猫NEKO不動産」をOPEN予定。
NNN(ねこねこネットワーク)所属。

猫物件ガイド